HYDRAULIC
サイレントパイラー EC0600S
チルトパイラー NE0400a
概 要
油圧方式により、騒音や振動等の環境負荷を最小限に抑えた、静荷重による圧入工法です。
様々な現場状況や施工環境に応じて、硬質地盤圧入、ウォータージェット圧入、単独圧入が選択でき、あらゆる地盤対して高い施工性を発揮します。また、パワーユニットに搭載した環境対応型エンジンは、国土交通省 排出ガス対策型第3次基準値をクリアし、油圧機関には生分解性作動油、円滑油を用いる事で、水中や土壌に流出した場合でも生態系に影響を与えない環境配慮が成されています。
コーナー施工
圧入機(Uパイラー)には、同位置から進行方向と直角に左右各2枚ずつ(計4枚)の鋼矢板を連続圧入及び引抜き可能な「コーナーフォー(C4)」機構が標準装備。圧入機の位置はそのままで、コーナーを曲がった進行方向に2枚目(L2、R2)まで圧入し、方向転換時の反力杭としてその後ろ側(進行方向と反対側)にも2枚まで施工できる。このC4機構によって、市街地の建築現場や狭小な現場でも、安全かつ効率的に締め切り工や立杭建設を行うことができる。
複合圧入機
単独圧入、ウォータージェット併用圧入、硬質地盤圧入の貫入技術を集約し、1台の施工機械で様々な地盤条件に適用できる環境対応型の圧入機です。
硬質地盤圧入工法
圧入機と一体制御のオーガー装置で、杭先端の直下地盤を掘削すると同時に鋼矢板を地盤に圧入させる工法です。
玉石混じりの砂礎層や岩盤層と言った一般的にN値が50を超える硬質地盤に対して、従来工法の様な大型機械を必要とせず、少数人員・設備により行える為、経済性や安全性、環境にも配慮した都市部での施工にも優れています。
ウォータージェット圧入工法
ウォータージェットポンプを併用し、杭先端ノズルより高圧水を噴出させて行う工法です。砂質地盤等で圧入を行う際、杭体には先端部で圧密、周面部では締固めや摩擦抵抗が生じて、貫入を困難にします。そこでジェットポンプにより高圧水を噴出させる事で、先端部では土砂の圧密を和らげ、周面部では湧き上がろうとする噴流水が土砂を潤滑させ締固めを防ぐ等、圧入による貫入抵抗を低減させる事が出来ます。
単独圧入工法
打込まれた既存の杭を利用し、引抜き抵抗を反力にして新しい杭を圧入により打込む工法です。また、完成杭上を自走して行く為、大幅な仮設ヤードも必要なく、安全性にも優れています。